光に気づいてから、
世界が急に変わったわけではありません。
世界はいつも通りで、
太陽も、月も、星も、
皆穏やかでした。
外の空気は静かで、
光を見守ってくれているかのようでした。
光は自分の心に手を当てました。
そのとき、
誰かと何かを分け合うために、
ここにあったのだと
少しだけ思いました。
そのまま、
光は静かに感じていました。
他の光の気配が、
同じ空間にあることを。
言葉はありませんでしたが、
光は、
もうひとりではありませんでした。
光は、
その場所に戻りました。
それだけで、
今日という日は、
十分でした。

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