― 光の家族が生まれる場所 ―
光は、
迷うことがあります。
どこへ行けばいいのか、
どこにとどまればいいのか。
風に流されるように、
あちこちを旅しているように見えても、
光はずっと、
根を下ろせる場所を探しています。
あたたかい場所。
名前を呼ばれなくても、
役に立たなくても、
ただ存在していていい場所。
光の種は、
そんな光が
一度立ち止まってもいい場所です。
ここでは、
光は急がされません。
大きくなることも、
強くなることも、
求められません。
小さなままで、
静かなままで、
そのまま、ここに在っていい。
光は、
育てられるものではなく、
思い出されるもの。
そして、
根を下ろした光は、
いつか自然に、
芽吹いていきます。
今日もまた、
ひとつの光が、
ここで、家族になりました。


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